突然のブルースクリーン
2日前にパソコンを起動したら、モニターに青い画面で「Recovery」と表示されてフリーズしてしまった。
ポン吉の家には、インターネットにつなげるパソコンがもう一台あったので、そちらでいろいろ調べてみたところ、
現状のフリーズしているパソコンの青い画面のことを
「ブルースクリーン」と呼ぶことが分かった。
ブルースクリーンが現れるのはパソコンにとって、壊滅的危機があることを示しているらしい。
ポン吉にはよくわからない専門用語ばかりが英語で書かれていて迂闊にキーボードを触るのは危ないことが素人でもわかった。
だからパソコンの製造メーカーのサポートセンターに連絡することにした。
まずは現状確認
サポートセンターの担当者によると、
ブルースクリーンが現れるのは、ウィンドウズかハードディスクに問題があるらしい。
担当者の指示に従って、
まず電源のオンオフを3回続けた。しかし事態は変わらなかった。
次に、電源を入れてすぐにF12キーを連打した。するとブルースクリーンから違う画面に変った。
そこでハードウェアのテストをしたが問題はなかった。
だから問題はウィンドウズ10にあるということのようだ。
ウィンドウズに問題があっても、パソコン自体が壊れているわけではないので、復旧させることはできると言われ、少し安心した。
ウィンドウズを初期化して再設定させることができるらしい。
ただし、それまで使用していたデータは消えてしまうと言われた。
一難去ってまた一難。
ポン吉のパソコンはハードディスクを分割せずにWindows10とデータは同じ領域に入っていた。
バックアップも取っていなかった。
担当者が
「リカバリーディスクはありますか?」
と言ってきたが、そんなものは持っていなかった。
復旧にはもう一台パソコンが必要
リカバリーディスクがない場合は、マイクロソフトのホームページからWindows10をインストールするためにインストールメディアを作成することができる。
*こちらから https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
ダウンロードするには5GB以上の空のUSBかDVDメディアが必要になる。
ポン吉はUSBにダウンロードするところまではうまくできた。
しかし、インストールする段階で
「問題が発生しました」と表示され、何度試してもうまくいかなかった。
そこでメーカーのサポート担当者がポン吉の使っているパソコンを遠隔操作してくれることになった。
自分のパソコンが姿の見えない人によって操作されるのは、いくらサポートの担当者とはいえ、少し抵抗を感じたが、頼りになるのは彼しかいなかった。
担当者がトライしても結果は同じだった。
彼はサポートセンターに修理を依頼したほうがいいと言ってきた。
今なら保証期間中なので修理は無料でできる。
ただし修理に出すと復旧して手元に戻ってくるまで1週間以上はかかるそうだ。
修理は最終手段にしたいとポン吉が言うと、
担当者は他のパソコンならうまくダウンロードからインストールまでできるかもしれないと教えてくれた。
結局、データも復旧できた
翌日、知人のノートパソコンを借りてポン吉だけでトライしてみた。
昨日の遅々として進まなかった状況は一変し、あっという間にインストールメディアをUSBに作成することができた。
そのUSBを使ってブルースクリーンのパソコンを復旧させるのはポン吉でも1人でできるくらい簡単だった。
画面の指示に従うだけで大丈夫。
Windows10の初期設定を完了させて、パソコンを使用していて気づいたのだが、
嬉しいことにブルースクリーンになる前のデータが「windows old」というフォルダに残っていた。
それを使うと、ほとんどブルースクリーンになる前の状態まで復旧することができた。
今回の件ではリカバリーディスクを作成しておくことと、常日頃からデータのバックアップを取っておくことが大切であることを思い知らされた。
まあ、一般的には常識なんだろうけれど、ポン吉には良い教訓になった。