専業主夫ポン吉、徒然なるままに

20年近く主夫をしてきたポン吉の備忘録のようなブログ。

火災現場を撮影する野次馬

バーベキューの消し忘れ?

娘の友達が泊りで遊びに来てバーベキューをしたので、その後片付けをしていると、なんだか焦げ臭いにおいがし始めた。ちゃんと炭火の火が消えてないのかなと思い、水を持って火を消しに行った。

しかし、そこには火の気配はなく完全に消えていた。

それでもまだ焦げ臭いのであたりを見渡すと、ポン吉の家の斜め前の家から煙が上がっていた。

尋常じゃない煙の量だったので、すぐに消防署に119番通報した。

すると消防署ではすでに同じ場所での火災通報があったので既に現場へ向かっているとのことだった。

煙が上がっている家の両隣の家の人たちは、もしかするとまだ火事に気付いてないかもしれないと思い、ポン吉はすぐに知らせに行った。

ポン吉が現場の家の前に着いた時、ちょうど両隣の家の人たちも道路に立ちすくんでいた。

先ほどの煙は炎へと変わっていた。

火元の家の人たちは、家の外にいろんな物を持ち出しているところだった。

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なかなか来ない消防車

ポン吉が通報してからおそらく5分以上経っていたが、まだ消防車は来なかった。

実はその火災現場から最寄りの消防署は目と鼻の先だった。

歩いて2,3分の距離。ポン吉でも走れば1分もかからないはず。

それなのに消防車はやってこず、その間に火の勢いは激しさを増し、ついには隣の家に飛び火し始めた。

延焼し始めた家の主も「消防は何やってるんだ」と怒っていた。

そこへやっと消防車がやってきて、消火活動を始めた。

その頃にはたくさんの人が火災現場の近くにやってきていた。

消防隊員が火災現場周辺を立ち入り禁止にして、現場から離れるように指示を出していた。消防隊員によると、火災とともに有毒ガスが発生している恐れがあるので、できるだけ離れていて下さいとのことだった。

残念ながらポン吉の家は立ち入り禁止区域内にあったので、窓を全部閉めておくようにしようと思い、娘に知らせに部屋に行くと、遊びに来てた娘の友達がスマホで火事を撮影しようとしていた。

しかしその友達は「やっぱり良くないね」と言って撮影するのを自らやめた。焼け出された人が裸足で路上にいる状態を目の当たりにすれば当然の判断だったと思う。

ただ立ち入り禁止区域の外ではスマホで撮影している人が何人もいた。その横では近所の人たちが火事なってる家と両隣の家に取り残された人がいないかどうか確認をしていた。

数時間後に火は鎮火した。火事のあった家はほとんど跡形もなかった。それと隣の家の2階部分が延焼していた。外からはちょっとだけしか延焼していないように見えるが、おそらく家の中は消火の際の大量の水で大変な状態であることは容易に想像できた。

 

鎮火したはずがぼや騒ぎ

翌朝には立ち入り禁止の制限は火災現場の家だけとなっていた。

その日は平日だったが、学校は休みだったということもあり、中高生がたくさん火事の焼け跡を見に来ていた。みんなスマホ片手ににぎやかだった。

そのにぎやかさが一段とヒートアップしたのは、再びその焼け跡から火の手が上がった時だった。

しかしみんなスマホを持っているにもかかわらず、誰一人119番通報しようとしなかった。

ポン吉が慌てて消防署に電話したら、今度はすぐに消防隊がやってきて、火はすぐに消された。

消防隊員と少し話ができたので、ポン吉は昨夜の火災の際に見たことを少し話した。

「消防署の人も最近は消火活動中の火災現場を撮影するんですね」とポン吉が話すと、消防隊員が変な顔をしたので、ポン吉が「立ち入り禁止区域内でスマホじゃなくてビデオカメラで撮影してる男の人がいたからてっきり関係者かと思った」と言った。

しかし隊員によると、その撮影していた男性は関係者ではなかった。

ポン吉は少し気味が悪かった。

偶然見かけた火事を立ち入り禁止区域外からスマホで撮影するのは野次馬根性として理解できなくもない。

しかし、その男はわざわざ立ち入りが禁止されている区域に無断で侵入し、偶然持ち合わせていたスマホではなくて、わざわざ持ってきたようなビデオカメラで撮影していた。しかもその男は火事のかなり最初の段階から撮影して消防活動が終わるころまでずっと現場にいた。少なくとも2時間は撮影していたはず。彼は一体その撮影したものをどうするつもりなのだろう。

ポン吉に見覚えのない顔だったので近所の人ではないと思う。

もしかしてその男が放火したのかもと一瞬頭によぎったが、火事の原因は放火ではなかった。

火事の原因はエアコンにつなぎっ放しになっていたコンセントが老朽化して発火したようだった。

ただよく考えてみると、テレビなどでは火災や事故の映像が普通に放送されている。だとしたらあの男は野次馬ではなくプロフェッショナルなそういう仕事の人だったのかもしれない。