専業主夫、ポン吉の徒然なるままに

20年近く主夫をしてきたポン吉の備忘録のようなブログ。

ベジタリアンって食事にルールがないの?

ベジタリアンの食事

ポン吉が専業主夫になる前の会社員だった頃、仕事で知り合ったアメリカ人がベジタリアンだった。

ベジタリアンと言っても、日本ではそれほど食事に困ることはないらしい。

それに彼のベジタリアンとしてのルールはかなり緩かった。

牛乳やチーズなど乳製品は飲んだり食べたりするのはOKで、お酒も大丈夫だった。

だからポン吉と一緒にピザを食べながらワインを飲むこともできた。

彼には妻と小学生くらいの娘さんがいた。

自分たち夫婦の判断でベジタリアンになったのだから、その夫婦に食事に対する不満はないのだろうけれど、娘さんはそうではなかったように思う。

ある時、休日出勤していたポン吉が昼飯用に近くで買ってきたハンバーガーを頬張っていると、ベジタリアン夫婦が娘さんと一緒に会社にやってきた。

娘さんに会社を見せてあげるつもりだったようだ。

しかし、娘さんは休日のがらんとした人気のないオフィスよりも気になるものがあったようで、そちらに目が釘付けだった。

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娘さんがガン見していたのは、ポン吉が先ほど一口頬張ったかなりボリュームのあるハンバーガーだった。

そのハンバーガーは厚みのあるパティとベーコンがバンズからはみ出ており、トマトも厚くカットされているので、上手に食べないと口と手がべたべたになってしまう。

普通なら、小さな子供がそこまで欲しそうにしていたら少し分けてあげるのだが、ポン吉は彼らがベジタリアンであることを知っているのでそれはできなかった。

しかたがないので、フライドポテトを少し上げたが、娘さんはポテトにケチャップをつけて食べてる時も、ずっとハンバーガーを見ていた。

たしかに食欲をそそらせる独特の強烈な香りが、ハンバーガーから放たれていたので、娘さんには酷だったかもしれない。

厳格なベジタリアン

アメリカから女性のお客さんが来るので対応することになったのだけれど、その女性もベジタリアンだった。

彼女はそばが好きでよく食べるらしかった。

初日の夕食でポン吉たちは天ぷら屋さんに行くことにした。

目の前で天ぷらを揚げてくれるので彼女も喜ぶだろうと思っていた。

しかしポン吉は甘かった。

彼女は植物性オイルであっても油はNGだった。

店に入ってすぐに、油はNGであることを知らされたので、その店はキャンセルしていつもベジタリアン夫婦とよく行くピザ屋さんに入った。

しかし、彼女の食べるものはほとんどなかった。

オリーブオイルも乳製品もNGだったので、パスタを塩ゆでしたものを注文していた。

出来上がったものを見てポン吉は驚いた。

パスタがくっついてフォークで食べようとすると、お皿から全部持ち上がってしまう状態だった。

お酒もカフェインもNGなので、一緒に食事を楽しむのは正直難しかった。

それでも、何回か一緒に食事をして、特に湯豆腐は非常に喜んでもらえた。

彼女が帰国する日に、ポン吉は成田空港まで見送りに行った

空港内に彼女がよく行くお気に入りのお蕎麦屋さんがあるとのことで、彼女がポン吉を連れていってくれた。

その店ではいつも彼女はざる蕎麦を食べるそうなので、ポン吉も同じものを食べることにした。

そのお蕎麦はたしかに美味しかった。

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彼女は満足して日本を発った。

結局

ポン吉は最後まで彼女に言わなかったことがある。

それは、彼女のお気に入りの蕎麦屋の蕎麦つゆは、

「カツオ出汁じゃないか! カツオはアウトでしょ?」

彼女に本当のことを告げると、来日の楽しみが一つなくなってしまうので、黙っておくことにした。

やはり彼女も知らず知らずのうちに動物性のものを体が求めているのかも。

あれダメこれダメと気にしながら食べる食事には少々疲れた数日間だった。

ポン吉は美味しそうなものなら何でも食べてみたい。

でも今は宗教上の決まりでいろいろ制約がある人たちもたくさん来日しているので、

そうも言っていられないのかもしれない。

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